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気楽に外食を楽しめないご時勢から、自宅にカフェのような緑いっぱいの癒し空間をつくって、おうち時間を楽しむ方が増えています。
「分譲マンションを購入予定だけど、ガーデニングしてもいいの?」
そんな疑問にお応えします。
今回はマンションでベランダガーデニングを楽しむために知っておきたい、禁止事項やアイデア、ガーデニングにオススメのお花もご紹介します。
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理想のベランピング可能な物件をご紹介マンションのベランダガーデニング!知っておきたい「禁止事項」について
マンションにおけるベランダは、実は共用部にあたることをご存じでしょうか?
ベランダは、いざという時の避難経路になる場合があります。
お隣との境界壁が薄いのも、火事など非常事態の際に突破できるようにするため。
そのため、避難ハッチの上やお隣との仕切り板の前に障害物などを置くことは禁止事項とされています。
そしてその他にも、マンションの住人が快適に暮らすためのルールなどを記載されているのが、マンションの使用細則です。
マンションにおける使用細則とは、簡単にいうと住人が守るべきルールのこと。
分譲マンションなどの管理規約に基づいて設定されます。
その中に、「バルコニー及び屋上テラスでの禁止行為」として、バルコニーやベランダ、テラスなどの使用についての禁止事項が記されています。
バルコニー及び屋上テラスでの禁止行為
●煉瓦、モルタル、コンクリート及び多量の土砂による花壇など(芝生を含む)の設置など造成
●家屋、倉庫、物置、サンルーム、ビニールハウス、縁側、遊戯施設その他の工作物の設置など築造
●アマチュア無線アンテナ、音響機器及び照明機器などの設置
●緊急避難の妨げとなる物品の設置など放置
●手すりを毀損する、落下のおそれのある物品の設置若しくは取付け
●多量の撒水
●その他バルコニー及び屋上テラスの通常の用法以外の使用
また建築基準法第85条において、ベランダの耐荷重は、1㎡あたり180㎏とされています。
上記の禁止事項にあるような重たいや花壇や土、建造物は耐荷重を超える恐れもあり大変危険なため、絶対にやめましょう。
また強風が吹いたり、ベランダから落下するようなものを取り付けると、通行人への被害にも及びかねません。
風が強い日には、一旦室内へ撤収させたり、風で煽られて飛んでいかないような工夫が必要です。
さらに大量の散水にも注意してください。
下の階の方へ迷惑がかかるだけでなく、お水と一緒に土や葉が流れ排水口が詰まる原因にも。
さらに詰まった状態を気づかず放置してしまうと、大雨や台風時に排水しきれず、ベランダにプールのような水たまりができる場合もあります。
そうなると漏水などさらに事態が悪化しますので、排水口はこまめにチェックし、お掃除するといいでしょう。
マンションのベランダガーデニングを楽しむ!3つのアイデア
ベランダのような限られた空間で、禁止事項を守りながら楽しむガーデニングアイデアを集めてみました。
アイデア①空間づくり
マンションガーデニングをオシャレに楽しみたい方は、ガーデニングの前にまずは、空間づくりからはじめてみませんか?
マンションのベランダはコンクリートなどで仕上がっていて、どうしても無機質な雰囲気になりがち。
そこで空間にあたたかみをプラスする、木製のウッドデッキや木目調のタイルなどを敷くのがオススメです。
空間に彩りを添えるだけでなく、ベランダを紫外線や汚れなどから守る役割もはたします。
とくに設備メーカーから発売されているタイルデッキは、見た目もさることながら、お掃除もしやすく、ずっとキレイを保てます。
お部屋の床とベランダの段差を合わせることで、セカンドリビングのような使い勝手もでき空間に広がりをもたせる効果も!
カフェテーブルやベンチなどを置いて、ブランチやティータイムを楽しめる空間になるでしょう。
アイデア②スペースの確保
冒頭でもお伝えした通り、マンションのベランダガーデニングでは、物を置けない場所がいくつか存在します。
さらに避難経路を確保したベランダプランニングは必須。
そうなるとどこへ植物を置けばよいのでしょうか?
実はそんな時に役立つのが、ラティスやウッドフェンスなどを利用したウォールガーデニング。
素材は木製のものから、アイアン製などお部屋の雰囲気に合わせて選定します。
最近ではDIYブームから、ホームセンターやネット通販にオシャレでかわいいアイテムが豊富に揃います。
フェンスやアイアンの穴の部分にハンギングバスケットやS字フックなどを引っ掛けて、グリーンを配置します。
見た目にも華やかになりますが、足下に置かずにすみますので、マンションの限られたベランダスペースを有効に活用できるのが最大のメリットとなっています。
いきなり大きな板でDIYにチャレンジするのが心配な方は、まずは100均アイテムを使ってやってみるのもいいですよ。
またベランダを大幅に占拠するエアコンの室外機には、木製のカバーをつけて、グリーンの居場所にしてあげるといいでしょう。
室外機にカバーがつくことで、室外機自体にごみや汚れが付着するのを防げます。
またグリーンいっぱいの空間は温度を下げる効果もあるため、エアコンの効率化にもつながり一石二鳥です。
スペースを確保しつつ、エコにもつながるとはなんとも嬉しい相乗効果ですね。
アイデア③立体的な配置とアンティーク使いが決めて
段々と空間のイメージが湧いてきたのではないでしょうか?
最後の仕上げは、立体的な空間づくりとアイテムの選択についてです。
室外機の棚と壁面にキレイに配置し、まだ床面の一部に空間が余っていたら、床にベタッと配置しないで、立体的に飾ってみましょう。
たとえば100均アイテムの木製の箱の側面を床に置き、花台として利用。
箱の内側部分には、アンティークアイテムを飾るのもステキです。
古びたスツールをグリーンの座席にしたり、廃材を利用した手作りスタンドで、グリーンを見せる角度を変えたり、視線の位置を立体的に散らすとおもしろいですよ。
ベランダガーデニングをオシャレに見せるコツはアンティークアイテムを差し込むこと。
ブリキのバケツや味のあるアイアン素材、色むらのある木製プランターなど、まるでずっと昔からそこにいたかのような、味わいのあるベランダガーデニングが今のトレンドのようです。
マンションのベランダガーデニングにピッタリのお花は?
マンションのベランダガーデニングを楽しむには、なるべく手間がかからないお花がオススメです。
ここでは、植え替えの手間が少ない多年草のお花をピックアップします。
ベランダにピッタリのお花(多年草)
多年草のお花とは、種まきから開花のサイクルを2年以上繰り返す草花のことを指します。
ベランダは空間が限られているため、植え替えの手間があまりかからないものが楽ちんで、ピッタリですよ!
ゼラニウム
色とりどりのお花を長く楽しめることから、世界中から愛されているお花です。
日当たりが良く、風通しの良いところがベストスポット。
ただし、夏場の直射日光には弱いので、半日陰の涼しい場所に置いてあげましょう。
クレマチス
一季咲きと四季咲きがあり、長くお花を楽しみたい方は四季咲きがオススメです。
コツは花が咲いた後に切り戻すこと。
そうすることで、5~10月頃まで長く花が楽しめます。
クレマチスも日当たりを好みますが、炎天下の続く夏には、西日を遮る工夫が必要です。
クリスマスローズ
クリスマスローズはお花がなくなる冬時期に開花するため、ベランダに彩りを添えてくれます。
直射日光は苦手なので、明るめの日陰または、半日陰で育ててあげましょう。
まとめ
分譲マンションでベランダガーデニングを楽しむためには、管理規約に記載の禁止事項をあらかじめチェックしておくといいでしょう。
その上で、暮らしに彩りを添えるベランダガーデニングは、おうち時間を楽しみつつ、癒し効果もあるのでオススメです。
ぜひ分譲マンションへお引越しの際には、ステキなベランダガーデンでカフェスタイルを楽しんでみてくださいね。
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