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マンションの逆梁アウトフレーム工法の特徴とは?メリットデメリットも徹底解説!

カテゴリ:物件購入ノウハウ

マンションの逆梁アウトフレーム工法の特徴とは?メリットデメリットも徹底解説!

マンション購入を検討した際に、価格や立地などの条件の他にもマンションの構造が気になるかと思います。
マンションの構造には、従来の高層マンションでは多く利用されていた「ラーメン構造」と近年人気が出てきた「逆梁アウトフレーム工法」があります。
今回は、「逆梁アウトフレーム工法」の特徴とメリットデメリットを解説します。
マンション購入する際に参考にして頂ければと思います。

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マンションの逆梁アウトフレーム工法の特徴とは

マンションの逆梁アウトフレーム工法の特徴とは

逆梁アウトフレーム工法とは、逆梁工法とアウトフレーム工法を足した工法になります。
まずそれぞれの工法に関して解説します。

逆梁工法(ぎゃくばり こうほう)

通常とは逆の位置に梁を取り付ける工法のことです。
通常は、梁が天井から下に取り付けられますが、逆梁工法は、床から梁が立ち上がる工法です。
これにより、天井に梁の出っ張りがなく、窓の高さも梁が出っ張っていないので、天井付近まで高く設置することができます。
通常より窓を高く設置することで、開放感のあるリビングにできるのが特徴になります。

アウトフレーム工法

構造躯体である柱や梁を部屋の外側に設置する工法です。
部屋の中に柱や梁の凹凸がなく邪魔になることがないので、その分スペースを広く利用することができます。
家具の配置もしやすく、部屋の隅まで利用できるのが特徴です。

逆梁アウトフレーム工法

逆梁工法とアウトフレーム工法を足した工法が、逆梁アウトフレーム工法になります。
室内に柱や梁の凹凸がなくなり、すっきりとした空間を作ることができます。
また、梁はバルコニーの手すり部分の立ち上げ部分と結合します。
最近のマンションではよく利用される人気の高い工法です。
従来の高層マンションでは、ほとんどが「ラーメン構造」でできています。
「ラーメン構造」とは、柱と梁を組み合わせて耐震性を強化する仕組みで、室内の隅に柱や天井に梁の凹凸がでます。
そのため、デットスペースが出やすい「ラーメン構造」より、空間を広く利用できる「逆梁アウトフレーム工法」がより人気になっています。

マンションの逆梁アウトフレーム工法のメリットとは

マンションの逆梁アウトフレーム工法のメリットとは

部屋を広く利用できる

柱と梁が部屋の外にある工法なので、部屋を広々と使用することができます。
タンスやベッドなどの配置も凹凸がないので、すっきりと角に配置することができ、無駄なデットスペースを作ることもありません。
部屋がもともと広いリビングではあまり気にならないかもしれまんが、寝室などリビング以外の部屋に凹凸があると、より存在感が増し窮屈さを覚えることもあります。
家具の配置にも困らず、部屋の隅々まで広く利用できることは大きなメリットになります。
また、梁の凹凸がある場合は、照明により天井に影ができてしまい、暗い印象を与えてしまいます。
しかし、天井に障害物となるものが何もなければ、影を作ることもなく、開放的な空間になります。
柱も梁もそこまで大きな障害物ではないと思うかもしれませんが、部屋に余計な凹凸がないことで、より快適に過ごすことができるのであれば、検討する際の大きな条件になってくるのではないでしょうか。

窓が高いので採光がより多く入る

従来型であれば天井から梁が出ているので、窓も梁までの高さまでしか設置できません。
約2m以下のよく目にする一般的な窓の高さになります。
しかし、逆梁アウトフレーム工法であれば、窓の高さを床から天井付近まで高くすることができ、約2.1m~2.3mのハイサッシと呼ばれる窓を設置することができます。
これにより、採光をより多く室内に取り込むことができます。
照明ではなく、自然光によりリビングが明るいと快適に過ごしやすくなります。
リビング全体が明るくなることは、そこに住まう家族全員にとって大きなメリットになります。
また、窓が高いことによって、採光も取り込みやすくなりますが、それ以外のメリットとして、部屋にいても開放感を感じることができることです。
背の高い窓によって、リビングの採光、開放感、そして高級感も増します。
リビングがより快適な空間になるのがわかるかと思います。

プライバシーが守られる

バルコニーの周りをしっかりとした梁や柱で囲んであるので、部屋を隣や上の階の住人に覗かれることもなく、プライバシーを十分に確保することができます。
バルコニーに出ても厚い壁があることから、隣の住人の気配も感じにくく、リラックス空間を満喫できるのが大きなメリットです。
バルコニーで休日の朝食やランチを楽しんだり、夜中に夜景を見ながらお酒を飲んだり、それぞれの楽しみ方ができます。
また、外で洗濯物を干すときに、柱や梁によって囲まれているので、周りの目を気にせず干すことができるので、毎日のちょっとしたストレスを減らすことができます。
特に女性が住む場合は、隣から覗かれる心配が大きくなるかと思います。
このような心配によるストレスをなくし、プライバシーが守られることが、逆梁アウトフレーム工法の人気にも繋がっています。

外観の高級感

バルコニーの周りが重厚なコンクリートで囲まれているので、どっしりとした高級感のある外観になります。
従来の「ラーメン構造」は、コンクリート壁が前面にでていません。
バルコニーの手すり部分を透明や半透明にしていることが多いので、ガラスの部分がより多く見え、シンプルでカジュアルな印象を受けます。
外観がまったく違うので、好みが分かれるところだとは思います。
ぜひ2つの構造のマンションを見比べてください。
はっきりと外観の違いを確認することができると思います。

マンションの逆梁アウトフレーム工法のデメリットとは

マンションの逆梁アウトフレーム工法のデメリットとは

バルコニーは狭くなる

部屋の中にあるはずの柱や梁が外に出ている分、バルコニーが狭くなります。
バルコニーの広さが同じでも、手すりの下部分に梁があるので、薄いガラスにすることができず、分厚いコンクリートになるので、バルコニーの利用できるスペースが狭くなります。
また、柱もバルコニー部分に出っ張るので、部屋に柱による角がなくなりますが、逆にバルコニーに角が出てきてスペースを取られます。
バルコニーでプランターをたくさん育てる予定の人や大きめのイスや机を置きたい人は、事前に広さを確認しておきましょう。
凹凸により思っていた以上にスペースが狭いと感じるかもしれません。
また、バルコニーがもともと狭いマンションだとより窮屈さを感じやすくなります。

バルコニー下部分のコンクリートが眺望の邪魔になる

通常の梁が天井にある場合は、バルコニーの手すりの下には梁がないので、バルコニーを透明ガラスにしたり、半透明ガラスにしたりすることができます。
そのため、リビングから座った状態でも外の景色を眺めることができます。
しかし、逆梁アウトフレーム工法では、手すりの下部分に梁がありますので、その部分はコンクリートで透明にすることはできません。
そのため、座った状態だとマンションの下側の景色を眺めることはできなくなります。
もちろんベランダの端まで行けば、マンション特有の眺望を楽しむことはできます。
プライバシーを取るか、座った状態でも景色全体が見れることを優先させるかは個人の考えになってくるかとは思います。

まとめ

マンションを購入する際に、構造を第1条件に入れる人は少ないかと思います。
ですが、同じような価格や間取りのマンションでも「逆梁アウトフレーム工法」か「ラーメン構造」なのかによって、その特徴は大きく異なってきます。
今回解説したような逆梁アウトフレーム工法のメリットデメリットを理解し、マンション購入する際に参考にして頂ければと思います。

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