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マンション購入を考えはじめたら、「ちょうどいい広さはどれくらい?」「家族に便利な間取りとは?」と考えてしまいます。
実は、マンション購入でこれらを検討するにあたって、参考にできる目安がありますよ。
今回は、世帯人数別に「広さ」や「間取り」のおすすめと、あわせて、ファミリーがマンションを選ぶときのコツや注意点を解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら世帯人数ごとにマンションに必要な間取りの「広さ」はどれくらい?
マイホームとして暮らすマンションは、「広さ」が確保できるほど理想的とする人が多いでしょう。
しかし、実際には予算もあり、世帯人数に対して「必要な広さ」を考えなくてはなりません。
不動産購入は、人生でも大きな買い物です。
マンションも、30㎡のコンパクトな物件から、ゆとりのある100㎡以上など、さまざまな物件があります。
まずは、「広さ」で失敗しないための、基礎知識をみていきましょう。
最低限必要な面積
日本では、国土交通省が生活するために確保したい広さについて、どれくらい必要かを示しているので参考にしながら考えていきましょう。
購入するマンションに広い面積を求めたくなりますが、予算があります。
そこで、まず知っておきたいのが「最低居住面積水準」です。
この基準は、すこやかで文化的な暮らしを実現するために、最低限確保したい面積として考えられます。
『25㎡』が、単身の1人。
『30㎡』が、2人暮らし
『40㎡』が、3人の世帯。
そして4人の世帯人数には、『50㎡』が必要とされています。
また、ファミリーの場合、子どもの年齢によって世帯人数を調整して、マンションに最低限必要な広さを割り出すこともできるでしょう。
たとえば、10歳未満であれば「0.75人」、6歳未満は「0.5人」、3歳未満は「0.25人」として、数えられます。
ゆとりのある面積を求めるなら
「最低居住面積水準」は、マンションに求める最低限確保したい広さの基準です。
そのため、十分とは感じられないケースもあるでしょう。
そこで、もうひとつ参考になるのが「誘導居住面積水準」です。
豊かな暮らしのために、さまざまなライフスタイルにも適応する、よりよい面積として考えることができます。
「誘導居住面積水準」には、「一般型」と「都市居住型」で、分けられて目安の面積があります。
一般型とは、郊外などでの暮らしを想定しており、都市居住型では都心での暮らしのために、基準が導きだされています。
基本的には、まず誘導居住面積水準を参考に検討し、立地や条件で最低居住面積水準も視野にいれるのがよいでしょう。
単身世帯の目安
単身世帯用としてマンション購入をするなら、都心の物件は『40㎡』。
一般型にとなる郊外の物件であれば、『55㎡』が目安です。
しかし単身者向けには、コンパクトなマンションが増えている傾向です。
専有面積が、『45㎡』ほどでも、世帯人数が少ないので問題なく使えるでしょう。
2人暮らしの目安
新婚など、2人の場合には、都心の物件で『55㎡』。
郊外の場合は『75㎡』ほど確保できると、快適な暮らしが実現しやすいでしょう。
ただし、『75㎡』の物件となったら、ファミリー層にも対応できる面積といえます。
東京都心などでは現実的に広すぎるとも考えられますから、立地によっては最低居住面積水準の世帯人数2人を参考にした『30㎡』くらいから検討する必要があるかもしれません。
ファミリー層の目安
ファミリーを想定して、世帯人数3人と4人の目安を見てきましょう。
世帯人数3人の場合には、都心の物件で『75㎡』、郊外で『100㎡』が目安です。
世帯人数が増えて4人の場合、都心の物件でも『95㎡』。
郊外は、『125㎡』がよりよいとされます。
『100㎡』以上になると、実際には、一般的なファミリー向けというよりも、富裕層の購入といったケース多く、あるいはセカンドライフのためのシニア夫婦といった事例が多いでしょう。
4人家族なら『80㎡』の面積でも、適していると考えられます。
世帯人数に適したマンションの「間取り」と「部屋数」
次に、世帯人数に応じた、「間取り」と「部屋数」について解説します。
面積の「㎡」で考えるよりも、間取りのほうが、暮らしもスケールも想像しやすいかもしれませんね。
1人暮らしに適した間取り
世帯人数が1人の単身であれば、間取りは1DKや1LDKのマンションが適しています。
これは世帯人数1人に対して、ゆとりもある間取りとも考えられます。
たとえば1DKだと、部屋数は1室ですが、メインの居間と寝室を別にするこができ、1LDKなら、世帯人数2人のカップルなどにも対応できる間取りでしょう。
20代後半の人が中心に購入しやすいマンションの間取りといえます。
2人暮らしに適した間取り
世帯人数が2人の夫婦などであれば、1LDK以上の間取りを購入するのがおすすめです。
しかし、2人の生活のリズムが昼夜でわかれている場合や、それぞれ部屋を確保したい場合になってくると、2LDK以上の部屋数の物件が適切です。
さらに、将来を見据えた購入も大切ですから、子ども部屋も想定して、最低限2LDK以上として検討される夫婦も多くみられますよ。
3人暮らしに適した間取り
3人の場合は、どんな間取りが快適でしょうか。
この場合、一般的には夫婦に子ども1人といった構成の世帯人数と考えられます。
3人であれば、ます2LDKの以上でマンションを検討するとよいでしょう。
部屋数が2室あるので、夫婦の寝室とリビングを確保したうえで、子どもの部屋も設けられるからです。
もし、来客が多く、もう1室部屋数を確保してゲストルームもほしい、仕事できる部屋がほしいといった場合には、3LDKも候補として考えられます。
4人暮らしに適した間取り
最後に4人家族の場合、間取りは、3LDKが適しています。
この場合、部屋数3室をどう使うかというと、子ども2人に対して、それぞれ子ども部屋を設け、さらに夫婦が居室1室を使うといった使い方が一般的です。
子どもたちが子ども部屋の部屋数を1室で共有できれば、2LDKも現実的な範囲です。
さらに、趣味の部屋やゲストルームが必要であれば、4LDKとなりますが、実際にマンションを探す場合に物件数が減ってしまうというデメリットもあります。
注意点は世帯人数だけでマンションの間取りを選ばないこと!?
最後に、物件を検討する家族向けに、ファミリータイプのマンションを選ぶときのヒントとなる注意点などをご紹介します。
子育てファミリーが選びたい間取り
間取り選びは、単に部屋数だけでなく、プランにも目を向けることが注意点です。
これから「子どもが増える」「成長にあわせて、子ども部屋を各自もたせたい」といった場合には、子ども部屋に想定する居室が2つあり、それぞれ同じ大きさの間取りにするとよいでしょう。
さらに、それぞれの部屋がリビングから直接入れるリビングインの設計であれば、子どもの出入りもわかりやすいですね。
ただし、リビングに面することで、テレビや生活音が子ども部屋に響き、就寝や勉強のさまたげにならないよう注意が必要です。
「㎡」の広さをつかみにくいとき
マンションを検討していて、間取り図などをみていると、どれくらい広いかを感覚的に理解しにくい場合、㎡だけで考えることは注意点です。
こういった場合は、「畳数」に換算すると、わかりやすくなるでしょう。
目安として、「1.62㎡」を「1畳」として計算していくとよいでしょう。
たとえば、50㎡のマンションなら、「50㎡÷1.62㎡」の式で、約31畳と割り出せます。
あくまで目安であることは注意点ですが、わかりやすいですね。
まとめ
マンション選びのヒントになる面積や間取りの目安を中心に解説しました。
とくにファミリー層にとって、マンション購入は近い年代や家族構成が多い住環境となり、心強いものです。
ぜひ、ご家族に適した物件をみつけてくださいね。
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