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畳の張り替えは自分でできるのか?その方法や費用などについて解説

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畳の張り替えは自分でできるのか?その方法や費用などについて解説

畳の表面がささくれてきたりすると張り替えを考えるようになりますが、それを自分でおこなうにはどういった方法があるのか少しわかりにくいものです。
また張り替えを業者に依頼するとどのくらいの費用や日数がかかるのかも気になって、結局そのままにしておくこともあるわけです。
そこでその張り替えの方法や費用などについてわかりやすくまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。

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自分で畳を張り替えるならどの時期が良いのか?

自分で畳を張り替えるならどの時期が良いのか?

新品のものは色鮮やかで光沢もあり、い草を使っているものならその新鮮な香りも新しさを感じさせてくれますが、使っているうちにそれらは徐々に失われていきます。
新品よりも少し使い古された感じのほうが、落ち着いて良いと言われる方もいらっしゃいますが、いつまでも使い続けていくわけにもいきません。
では畳の寿命がどれくらいなのかと言いますと、およそ10年と言われ、もちろん使用状態によっても変わってきますが、それ以前に畳には部位があることをご存じでしょうか。
つまり一概に寿命と言っても、それは部位によって違うということになり、その部位ですが畳表と畳床に分けられ、それぞれに寿命があるのです。
まず畳表とは表面のゴザの部分のことで、最近では樹脂製のものも出回っていますが、古くからい草を使って織られ、天然素材ならではの肌触りと香りが特徴となっています。
人が歩いたり日光が当たったりしていくうちに、このゴザの部分は変色を起こし、場合によってはカビが生えてしまうこともあるのです。
また傷みが進んで、ささくれがひどくなってきたり、ところどころ剝がれてきたりすると、そろそろ交換の時期でだいたい6~10年とみて良いでしょう。
次に畳床ですがこちらは畳の芯の部分のことで、稲わらを原材料とし、それを幾層にも重ね麻糸で縫って固めた構造になっています。
ただ最近では、稲わらが手に入りにくくなってきているためインシュレンボードとポリスチレンフォームなどで作られたタタミボードが使われているものもあります。
この畳床は畳の表面にヘコミが目立ってきたり、中が空洞になっている感じがしたりすれば寿命で、自分で張り替えをする時期の目安としては10~20年といったところでしょう。
寿命がきてもそのまま使い続けていると、表面がかさかさになってきてケガの原因ともなるうえ、害虫がそこに住みつく恐れもあります。
ツメダニやアリガタバチなどの害虫は人を噛んだり刺したりするため、とくに赤ちゃんのいるご家庭では細心の注意を払わなければいけません。
またダニの死がいやほこりが溜まることで、アレルギーを発症することもあり、そういった面からも寿命のサインを見つけたら早めに張り替えをするのが良いのです。

寿命がきた畳の張り替え方法について

寿命がきた畳の張り替え方法について

ご紹介したような寿命のサインを見つけたら張り替えをおすすめしますが、ではどういった方法で張り替えをおこなっていくのでしょう。
まずは裏返しという方法で、これは畳を裏返してそのままはめ込んで使うということではなく、ここで裏返すのはゴザの部分だけになります。
ゴザには裏も表もないため、この部分をいったん剥がし、それを裏返して張り付け固定すれば畳の表面を新品に近い状態に仕上げることができるのです。
目安としては3~5年で、この裏返しをおこなうことにより、そこからまた数年使えますが、そのタイミングを失うと損傷が進んで裏返しができなくなることがあります。
裏返しをする際は、ゴザの縁を補強するための畳縁も同時に交換しますので見た目には新品同様に青々としたリフレッシュができます。
次に表替えですが、表面のゴザ部分が経年により擦り切れてくる、ササクレが目立つ、色が黒ずむなど全体的に傷みを感じるようになれば、おこないましょう。
方法としてはその表面のゴザ部分を新しいものに取り替えるというもので、畳縁も同じように交換となるためほぼ新品同様となるのが特徴です。
表替えをおこなうと、い草の香りが部屋中に広がりとても気持ちの良いもので、この香りにはリラックス効果があるため、人によっては睡眠効率が上がることが期待できます。
表替えのタイミングですが、3年ないし5年で裏返しをおこない、その後また3~5年使うことになるため、6年以上経過したものは表替えを考える時期と言えるでしょう。
この際、芯の部分は交換せずそのまま利用するため、へこみや踏み心地などはそれほど変わらないという点だけは理解しておいてください。
そして最後の方法として交換があり、裏返しや表替えをおこなった後にそれでも傷みが激しくなってきた場合に、丸ごと新調するというものです。
もちろんすり減っていても、害虫の発生や腐食部分がなければまだ使い続けられますが、どうしても踏んだ感じや見た目が悪く、それがストレスとなってくることもあります。
その点新調すれば青々とした色合いとさわやかな香り、ちょうど良いクッション性が部屋に戻ってきますので、住み心地が格段に変わってくるわけです。

畳の張り替えを業者に依頼した場合の費用相場について

畳の張り替えを業者に依頼した場合の費用相場について

張り替えは実際問題、自分でおこなうにはハードルが高く、専用の道具が必要なうえ、熟練の技術も要求されますので、やはり業者に依頼するのが無難です。
ではその業者に依頼した場合の費用についてですが、まずは裏返しをみていきますと、相場としては1畳あたり3,500~4,000円ほどとなります。
ただ注意点としては、裏返しをおこなったことがあるものに関してはほとんどの業者では、対応してくれませんし、素材自体に問題があるものも難しいでしょう。
また一度も裏返しをおこなっていないものであっても、裏側が変色したり汚れが激しかったりといったものであれば、表替えをすすめられることもあります。
納品までの時間ですが、昔であればその家で張り替えがおこなわれていましたが、現在は業者が持ち帰って作業をすることが多く、それでも当日中か翌日には届けられます。
次に表替えの費用相場としては、5,000~20,000円と相場の幅が広いのが特徴で、この理由としてはゴザ部分のグレードの違いによるものです。
い草というものは産地や品質、使う量などによりこまかなランク付けがされていて、高品質なものほど耐久性が高く、色合いもきれいになります。
また一戸建ての和室用とマンション用のものとでは種類が違うこともあり、同じグレードのものでも、費用が変わってきますのでご注意ください。
作業日数としては、業者が作業場に持ち帰っておこないますが、その業者が近隣であればその日のうちに納品されることが多いようです。
最後に新調した場合の費用ですが、1~3万円が相場となりこちらもゴザや芯、縁といった部位のグレードによって価格に大きな差が出ます。
新調する際の流れとしては、業者が採寸をおこないそれを基に新しいものの施工に入ることになり、期間としては2~10日をみておけば良いでしょう。
新調するということは古いものを廃棄する必要があり、これは業者がやってくれますが、廃棄費用がかかり、枚数が多いほど高くなります。

まとめ

和室に欠かせない畳ですが、この良さはやはりその色合いと香りで、それも少しずつ失われていきます。
無理して使い続けることもできますが、衛生面や安全性などから見てもある時期がくれば交換するのが良いでしょう。
交換は年数を一応の目安にしますが、それよりも使用状態をよくみたうえで適切な方法を取ってください。

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