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【2023年版】住宅ローンで「収入合算」するメリット・デメリットとは?

カテゴリ:住宅ローン

住宅ローンで収入合算することについて解説

現在物件の購入を検討している方は、収入合算という方法があることをご存知でしょうか。
ここでは、住宅ローンで収入合算をすることの特徴や、メリットなどについて解説していきますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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住宅ローンの「収入合算」とは?

住宅ローンで収入合算する特徴

まず、住宅ローンの収入合算について解説していきます。
収入合算とはその名のとおり、夫婦や親子などで収入を合算することを言います。
名義人1人よりも、合算することによって借入額を増やすことができるなどの特徴があります。
収入合算と似たようなものとして、ペアローンというものがあります。
収入合算との違いとして、夫婦や親子、それぞれで違うローンを組むという特徴があります。
それぞれがそれぞれのローンの債務者となり、お互いがお互いの連帯保証人になるというものになります。
契約が2つになることから、印紙税などの諸経費が2倍になるということも覚えておきましょう。
また、合算できる相手は1人までであったり、70歳未満の人でなければ合算できなかったり、名義人や収入を合算する相手が同居する必要はないなどの条件もあるので、ひとつずつ確認しておくことが重要です。

住宅ローンで収入合算するメリットとは?

住宅ローンで収入合算することのメリットについて

ここからは住宅ローンにおいて収入合算することでどのようなメリットがあるかについて解説していきます。

①借入可能金額が増える

冒頭でも少し触れましたが、収入を合算することによって、借入金額を増やすことができます。
せっかくの物件購入だから、どうせだったらもうワンランクいい物件を購入したい、しかし借入金額が足りない、というときには、夫婦で収入を合算することによって手が届くということも少なくありません。
借入可能金額が増えることによって理想の家が手に入る可能性が高まるというのは大きなメリットとなることでしょう。

②住宅ローン控除金額が増えて、節税できる

借入金額が増えるということは、その分ローンの控除金額を増やすことができるということになります。
控除金額が増えれば、その分節税ができます。
物件の購入には多くの税金が発生し、意外と大きな金額になってしまう、ということも珍しくありません。
そんな状態のなかで節税をおこなうことができるというのは大きなメリットになると思います。

③契約が1本になるので、諸経費を抑えることができる

ペアローンと違い、収入合算は契約を1本にすることができます。
結果的に、印紙税や保証料、事務手数料などを抑えることができるので、この点においても使うお金を減らすことに繋がります。
印紙税や保証料も意外と2倍になれば大きな金額となるので、ここで無駄なお金を節約することができるのは大きいでしょう。

④非正規雇用でも申し込むことができる

非正規雇用ではローンを組むことは基本的には難しいのですが、収入合算は例外になります。
たとえば、主婦でありながらパートとして働いている方の収入も、合算することができるので、物件を購入したくてもできなかったという悩みから解放されることになります。
とはいえ、お互いフリーターなどの状況だった場合は少し厳しくなる可能性もあるので、どちらかは正規雇用、どちらかは非正規雇用、という状況のほうが理想的であると言えるでしょう。

⑤返済期間などを決めることができる

たとえば、夫の返済期間を35年、妻の返済期間を30年にするなどのことができるようになるのもメリットと言えます。
収入が少ないほうは返済期間を短くしたり、長期的な収入が見込めるほうは返済期間を長くしたり、といったことも可能になります。
それぞれのライフプランがあると思うので、それぞれで期間を決めることができるというのは安心できる点なのではないでしょうか。

住宅ローンで収入合算するデメリットとは?

住宅ローンで収入合算のデメリットについて

もちろん、メリットだけでなく、デメリットについても把握してからローンを組んだほうがよいでしょう。
ここからは、デメリットについて解説していきます。

①連帯保証人になる必要がある

収入合算をおこなう場合、それぞれがそれぞれの連帯保証人になる必要があります。
どちらかに返済能力がなくなった場合は、どちらかが返済できなくなった分も肩代わりすることになります。
ローン全体の責任を負うことになる可能性もあるので、リスクがあることを把握しておきましょう。

②離婚時の手続きが面倒になる場合がある

離婚したときには、ローンについてどうすればいいかという問題が出てきます。
どちらかが住み続け、その分のローンをすべて負うことになるのか、財産分与をするのかなど、さまざまな議論をしていく必要があるでしょう。
また、連帯保証人になっているので、離婚時にこれを解除することは非常に難しくなっており、条件が必要になってきます。
代わりの連帯保証人を立てるなどの方法を取るしかありませんが、リスクのある連帯保証人を代わりになってくれる人というのは少ないでしょうから、時間もかかってしまいます。
なるべく離婚などということにならないよう、お互いを大切にしあう関係が重要です。

③収入合算相手が死亡してもローンは免除されない

従来の住宅ローンであれば、団体信用生命保険というものに加入することができます。
債務者が死亡したときには、その保険金でローンの返済をすることができるというものです。
しかし、連帯保証人としてローンを組んだ場合は、団体信用生命保険に加入することはできません。
そのため、債務者が亡くなった場合でも、生命保険を適用することはできず、そのままローンを返済していく義務が発生します。

④長期のライフプランを設計する必要がある

以上のデメリットを考えたうえで、どのようなライフプランを計画していくべきかを考えなければなりません。
将来子どもができたとき、ローンは支払いきれるのか、妊娠などした場合は収入が片方とだえることになるが、支払いはしていけるのか。
何かあったときのための貯蓄はあるのかなど、さまざまな状況を考えたうえでのローン組みが重要です。
家族で相談したうえでライフプランを設計していきましょう。

⑤借入可能金額いっぱいまで借りない

理想的な家のために、借入金額を限界まで借りてしまうということもやってしまいがちですが、支払いきれるかどうかを考えると、その判断はしないほうがいいかもしれません。
最終的には支払いきれなくなってしまい、せっかく購入した家を手離すことになる可能性もあります。
大切に住んでいた家を任意売却したり競売したりしてしまうことになったら悔やみきれません。
なるべく現実的な借入金額にするようにしましょう。

まとめ

ここまで、住宅ローンで収入合算をおこなうことの特徴やメリット、デメリットについて解説してきました。
収入合算をおこなうのはメリットも多く、より良い家に住むためにはおすすめの方法になりますが、その反面、借入金額についてよく考えないと、ローンが返済しきれないということにもなりかねません。
正規雇用でも突然解雇になってしまう可能性もある時代なので、長期的に考えて返済できるかどうかが重要になってきます。
家族でよく相談したうえで、収入合算をして物件を購入するかどうかを決めていきましょう。
また、物件の購入を検討しているのであれば、なるべく早く不動産会社に相談に行き、どのような物件があるかを確認しておくことも必要になってきます。
よい物件はすぐに契約が決まってしまうことがほとんどなので、なるべく早く相談しに行きましょう。

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