日当たりが悪い家は、住む方によってデメリットが大きくなります。
そのため、住み替えを検討する方も少なくはありません。
日当たりの悪い家はあまり人気がなく、市場に出回っている相場より安くなってしまうケースが考えられるのです。
そこで今回は、日当たりの悪い家を高く売るコツについてご紹介します。
日当たりが悪いことによる、価格への影響についても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら日当たりが悪い家のデメリットとは?
日当たりが悪い家と聞いただけで、いくつかのデメリットが思い浮かぶのではないでしょうか。
実際に住んでみると、どのようなデメリットがあるのか、具体的にご紹介します。
湿気が溜まる
日当たりが悪い家の、最大のデメリットといっても過言ではないのが湿気です。
周りの建物によって日当たりが悪くなっている場合は、とくに風通しが悪くなりますので、湿気が溜まってしまいます。
湿気が溜まると、さらにカビや結露が発生しますので、壁紙や家具家電、クローゼットの中の衣類なども痛みやすくなるのがデメリットといえるでしょう。
洗濯物が乾きにくい
日当たりの悪い部屋は、洗濯物が乾きにくいというデメリットもあります。
先ほどもお伝えしましたが、日当たりの悪い部屋は湿気が溜まりやすいため、室内干しだととくに洗濯物の乾きが遅くなります。
そして、ベランダの向きによっては、せっかく外に干しているのに乾きづらい、ということも考えられるでしょう。
光熱費が高くなる
日当たりの悪い部屋は、日中でも部屋の中が薄暗いため、照明をつける時間が長くなります。
また、日当たりの悪い部屋は、冬場はとくに寒いため、暖房器具やエアコンをつける頻度も高くなるでしょう。
そのため、日当たりの良い部屋と比べると、光熱費が高くなることがデメリットといえます。
そして、日当たりの悪い部屋は、洗濯物が乾きにくく、除湿機や乾燥機付きの洗濯機を使用するケースも考えられますので、余計に光熱費がかかってしまうでしょう。
体内時計が乱れてしまう
人間の体には、体内時計が備わっています。
まだ電気のなかった時代では、朝日とともに起きて日が沈むと就寝する、という生活が長く続いていました。
睡眠や食欲とも関係が深く、体内時計が乱れると、睡眠障害や食欲にも乱れが起こってしまいます。
そんな体内時計は、朝日を浴びることでリセットされるといわれていますが、日当たりの悪い家だとどうでしょう。
朝日を浴びずに生活することが多くなってしまうため、体内時計が乱れてしまうのです。
日当たりの悪い家を売却する際の価格への影響は?
次に、日当たりの悪い部屋の価格への影響についてご紹介します。
日当たりの悪い部屋は、先ほどお伝えしたようなデメリットがあり、一般的に売却価格が下がってしまいます。
具体的にどれぐらい価格に影響があるのか、チェックしていきましょう。
日当たりの悪い家は売却価格にどれくらい影響があるのか?
まずは、方角による売却価格への影響について見てみましょう。
南向き
南向きの家は、1日を通して日当たりが良く、市場で1番人気のある家となります。
そのため、売却価格がほかの方角よりも価格が上がりやすいのが特徴です。
しかし、南向きであっても、周囲に高い建物がある場合は日当たりが悪くなり、売却価格が下がってしまいます。
東向き
南向きに次いで人気なのが、東向きです。
東向きの部屋は朝日が入るのが特徴で、体内時計もしっかりリセットされるのがメリットといえます。
寒い冬場であっても、比較的早い時間から部屋が温まりやすいのも特徴です。
しかし、午後からは日当たりが悪くなっていき、とくに冬場は部屋の中が暗くなる時間が早くなるでしょう。
東向きの家は、南向きの家と比較すると3〜5%程度売却価格が下がるといわれています。
西向き
西向きの家は東向きの家と逆で、午前中はあまり日が入りません。
午後から夕方にかけて日が入ってきますので、朝ゆっくり起きる生活をしている方にはおすすめの方角です。
しかし、西日の強い夏などは熱中症になる恐れもありますので、エアコンは必須となり光熱費がかさんでしまうでしょう。
西向きの家は、南向きの家と比較すると、5〜10%程度売却価格が下がるといわれています。
北向き
北向きの部屋は、1日を通して薄暗く、市場ではもっとも人気のない方角の家です。
ほかの方角と比べると、売却価格はもっとも低く、南向きの家と比較すると10〜20%も売却価格が下がってしまいます。
日当たりの悪い家を高く売却するコツは?
日当たりの悪い家は、売却価格が下がってしまうのが一般的です。
先ほどもお伝えしましたが、北向きの部屋では10〜20%も価格が下がってしまいます。
しかし、日当たりの悪い家であっても、できるだけ高く売却したいというのが本音ではないでしょうか。
最後に、日当たりの悪い家でも高く売却するコツをいくつかご紹介しますので、売却の際に参考にしてみてください。
間接照明で部屋を明るく演出する
家を内見する際、部屋の中が暗いと印象が悪くなってしまいます。
しかし、昼間から部屋の電気をつけておくのは不自然ですよね。
そんな時に効果的なのが、間接照明です。
高い位置から部屋を照らすことで、明るい雰囲気の部屋を演出することができます。
とくにおすすめなのは暖色系の照明です。
おしゃれな間接照明を置いておくだけで目がいきますので、日当たりの悪さをカバーする効果も期待できるでしょう。
インテリアを工夫する
カーテンやソファーなどに暗い色をつかってしまうと、よりいっそう部屋が暗く見えてしまいます。
内見の際は、カーテンを明るい色にしたり、明るい色のソファーカバーにしたりすると、部屋が明るく見えるのでおすすめです。
また、鏡を利用して採光を取り入れるようにすることで、部屋を明るくみせる効果があります。
ネットに載せる写真を工夫する
家を売却する際、不動産ポータルサイトなどに物件情報を掲載しますが、その際の写真撮影を工夫することが重要です。
暗く見える写真を載せてしまうと印象が悪く、そもそも内見までに至らない可能性もあります。
昼間の明るい時間帯に撮影するのはもちろんですが、照明なども工夫しながら撮影をおこないましょう。
物件の撮影に慣れている不動産のスタッフに依頼するのもおすすめです。
売却するターゲットを絞る
北向きなどの日当たりが悪い家は、価格が安いというメリットもあります。
そして、日当たりが悪くても、住む方によっては他のメリットも多いのです。
夜型の生活をしている方にとっては、日当たりの悪い部屋のほうが熟睡できて好都合というケースもあります。
日当たりの良さを気にしない買主をターゲットにアピールするのも、一つの方法といえるでしょう。
まとめ
今回は、日当たりの悪い家を売却する際のデメリットや、価格への影響についてご紹介しました。
また、高く売却するコツなどもご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
日当たりの悪い家は、デメリットもありますが、住む方によってはメリットもあります。
デメリットを把握し、ターゲットを絞ることで、高く売却できる可能性もアップしますので、ぜひ参考にしてみてください。
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