コンシェルジュという名前そのものは聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
しかし、コンシェルジュがどんな仕事をしていてどんな役割があるのか知らない方も少なくないと思います。
また、管理人となにが違うのか疑問に思う方もいると思います。
今回の記事ではマンションのコンシェルジュとは何なのか、メリットやデメリットもあわせて詳しくご紹介します。
これから分譲マンションの検討などを考えている方はぜひ参考にしてください。
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弊社へのお問い合わせはこちらマンションコンシェルジュとは?特徴やサービスを詳しくご紹介
マンションコンシェルジュとは
マンションコンシェルジュとは、住人の生活をサポートするサービスをおこなうフロントに配属されている専門スタッフのことです。
ホテルのフロントスタッフやコンシェルジュ同様、マンション内でなにか困ったことがある場合や分からないことがある場合に細かく丁寧なサポートをしてくれます。
しかし、24時間体制のホテルコンシェルジュと異なり、マンションの場合はサービス提供時間は限られているのが特徴です。
ほとんどの場合は、午前8時から午後22時くらいがサービスの提供が受けられる時間となっています。
しかし数は少ないですが、24時間体制でコンシェルジュが常駐しているところもなかにはあります。
また、コンシェルジュというと、タワーマンションなどの高級物件をイメージされるかと思いますが、最近では大きなマンションなどでも制度が取り入れられることが多くなってきています。
コンシェルジュと管理人の違いとは
マンションの管理人にも困ったときに連絡したり、管理をしたりしているため、違いが何なのか分からないという方は少なくないでしょう。
フランス語では、コンシェルジュ=集合住宅での管理人と訳されるため、混同してしまうのも当然です。
しかし、管理人とはまったく役割が違うので、しっかりと違いをチェックしておきましょう。
管理人は、管理組合の管理規約で定められた業務をするスタッフを表しています。
建物の巡回や共用施設の掃除・点検などが基本的な仕事で、管理と保守をおこないます。
一方コンシェルジュは、住人が何か困ったときに助けたり、要望に沿ったサービスを提供することがメインの仕事になります。
より豊かに、より暮らしやすくサポートしていくことが目的とされているため、管理人とは仕事の内容や役割が全く異なります。
マンションコンシェルジュの主な仕事内容
コンシェルジュの主な仕事内容は「備品や共用設備の管理」「住人が困ったときのサポート」「取次業務」の3つです。
備品や共用設備の管理
パーティー会場や来客部屋などさまざまな用途の共有設備があるところでは、会場や部屋の予約管理が必要になる場合もあります。
その際の予約管理や受付をするのがコンシェルジュの仕事です。
また、共用設備は別で費用がかかる場合も多いです。
そのため予約方法とあわせて事前にチェックしておくようにしましょう。
予約は1か月前から前日に可能な場合が多いです。
さらに、工具などあまり使わないから購入するまでではないけれどほしいという場合、コンシェルジュに聞いてみると貸してくれることもあります。
住人が困ったときのサポート
荷物を預かってほしい、宅配便の受け取りをお願いしたい、封筒をポストに入れてほしいなど、コンシェルジュには小さな頼みや相談もできます。
また、切手などの日用品が購入できる場合もあります。
なんでも任せて大丈夫というわけではありませんが、基本的にコンシェルジュはお客様のお困りごとにはNOと言いません。
難しい場合も代案を出してくれたり、解決策を一緒に考えてくれる場合も多いので、なにか困りごとがあれば1度相談してみると良いでしょう。
取次業務
タクシーの手配やハウスクリーニングの案内、クリーニングした衣類の受け取りなど数多くのサービス取次業務もしています。
このほかにもベビーシッターとのやり取りや宅配便の受付など細かな業務も幅広くおこなっています。
そのため、仕事で部屋を不在にすることが多い方や育児で忙しい方には嬉しいサービスといえます。
コンシェルジュがいるマンションのメリットを詳しくご紹介
コンシェルジュがいるマンションの具体的なメリットは?
高級マンションや分譲マンションに導入されているコンシェルジュ制度。
では、メリットには具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
これから主なメリットを3つご紹介します。
分譲マンションの購入などを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
生活の質が上がる
なにかに困ったとき、誰かのサポートが必要なときにコンシェルジュに相談しながらうまく活用していくことで、住人の生活の質が格段に上がるというメリットが挙げられます。
上述のとおり、コンシェルジュが対応してくれるサービスの幅は広くなっています。
日々の暮らしの中で、手助けが必要なときはコンシェルジュに頼ることで、多忙な仕事や家事のストレス軽減や時間短縮にもつながること間違いなしです。
また、コンシェルジュのいるマンションに住むということ自体がステータスを上げる要素の1つにもなります。
マンションの資産価値が上がる
コンシェルジュがいることで、マンションの資産価値が上がるというメリットもあります。
彼らはマンション内の状態や質を高めてくれる役割も担っているため、ホテル同様、コンシェルジュの存在自体がマンションの資産価値を上げてくれる要素の1つにもなるのです。
またマンションを売るときも、存在そのものが比較対象となる物件との差別化を図る要素になります。
そのため、売却のときも資産価値が上がり、有利に働くといえます。
防犯対策になる
コンシェルジュがいるということは防犯対策にも貢献します。
最近は、オートロックマンションやモニター付きインターホンが完備されていても犯罪被害は少なくありません。
しかし、フロントにコンシェルジュがいることで犯罪抑止力が増し、防犯対策の強化につながります。
さらに住人の安心感にもつながってきます。
住人が安全に暮らしていくためにも、防犯対策は大切になるので、大きなメリットの1つといえます。
コンシェルジュがいるマンションのデメリットを解説
コンシェルジュがいるマンションの具体的なデメリットは?
メリットがある一方でサービスは必要ないと感じる方も少なくありません。
しかし、「人件費のための管理費がかかる」という大きなデメリットがあります。
もちろんコンシェルジュスタッフへの人件費はマンションの管理費から支払われることになります。
管理費とは安心安全に日常生活を送るためにかかる費用を指すので、サービスの費用も当然管理費に含まれます。
また、最近は人件費が上がってきており、管理費が上がるというデメリットは住人にとっては大きな負担になります。
とくにあまりサービスを利用しないという方は管理費が上がるというデメリットを感じてしまいます。
コンシェルジュサービスを不要に感じてしまう方が多い場合廃止になることも
コンシェルジュサービスは資産価値上昇や防犯対策、利便性に優れる一方、なかなか利用する機会がなく、管理費が高いだけで不要に感じてしまう方も少なくありません。
そして必要性を感じる方が少なく、不要だと判断された場合、サービス自体が廃止になってしまう場合もあるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マンションコンシェルジュには、利便性や防犯対策に優れる一方で、管理費が高くなるというデメリットもあります。
分譲マンションなどを検討している方はメリットとデメリットをしっかりと確認したうえで、検討するようにしましょう。
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