マンションを選ぶときに意識してもらいたいことの1つが「管理費」です。
当記事では、管理費の使い道や相場、安く抑えるコツについて解説していきます。
マンションへの引っ越しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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弊社へのお問い合わせはこちらマンション管理費の使い道とは?
マンションで生活すると毎月支払うことになるのが、マンションを維持するための「管理費」です。
毎月支払う費用だからこそ、実際の使い道を知っておきたいですよね。
管理費の使い道
マンションの管理費は、主に下記の用途に使用されます。
使い道①:管理人人件費
管理人に支払う人件費には、管理費用だけでなく清掃料金なども含まれます。
使い道②:火災保険料など
「火災保険料」、「地震保険料」、「損害保険料」など保険会社に支払う費用です。
使い道③:共用設備の費用
共用設備の電気料金や水道料金、共用部分の点検費用などの保守維持費が含まれます。
使い道④:税金など
国におさめる税金や公的に必要な費用などが含まれます。
使い道⑤:管理組合の運営費
事務費用、電話料金など管理組合を運営するための費用です。
使い道⑥:補修費
小規模な補修費用は、管理費を使用します。
使い道⑦:その他費用
その他、「ごみ処理費用」や「マンションに関する専門家への相談費用」などが含まれます。
「管理費」と「修繕積立金」の違いとは
マンションを購入すると、「管理費」以外にも「修繕積立金」が必要になります。
管理費は、上記でご説明したような「マンションを維持し、正常に運営するための費用」です。
対して、修繕積立金は、「大規模な修繕工事のために毎月積み立てるお金」のことを言います。
建物がいずれ劣化することは、避けられないことです。
もちろんマンションも劣化していき、安全に暮らすためには修繕工事が必要になります。
一戸建ての場合はリフォーム費用を自分で積み立てるのですが、マンションの場合は「修繕積立金」を支払うことで積立をおこなってくれるのです。
貯金が苦手な方は、急な大型出費を避けられるので、マンションに住むメリットにもなるでしょう。
「修繕積立金」の使い道
修繕積立金は、「一定年数でおこなっている計画修繕費」、「災害や事故で必要になった修繕費」、「共用部分の変更に伴う費用」、「敷地の売却に伴う調査費用」などに使用されます。
地震などの災害が多い日本ですが、いざというときには修繕積立金が役立つので安心して生活できるでしょう。
「管理費」とは少し異なる使い道ではありますが、どちらもマンション維持のために大切な費用です。
マンション管理費の相場はいくら?
ここからは、マンションの管理費の相場について解説していきます。
マンションの管理費はなにによって変わるのか
マンションの管理費は、「戸数の数」によって変わってきます。
戸数の数が多ければ、管理費の負担を分散できるので自然と費用が安くなるのです。
では、戸数別の管理費相場を見ていきましょう。
戸数別の管理費相場は?
国土交通省が出している調査結果によると、戸数別の管理費相場は下記のとおりです。
●20戸以下:19,237円
●21~30戸:16,997円
●31~50戸:15,049円
●101~150戸:15,089円
●301~500戸:17,703円
調査結果から、20戸以下のマンションに比べて、戸数の多いマンションのほうが管理費の相場が低いことが分かります。
あまりにも小規模なマンションを選ぶと、1戸が負担する管理費用も高くなるのです。
管理費用を抑えたい方は31~200戸のマンションを探すのがおすすめとなっています。
大規模マンションになると管理費相場が高い
上記の管理費相場を確認すると、301~500戸のマンションの場合、管理費が高くなることが分かります。
301~500戸ほどの大規模マンションの場合、管理費が必要な共用施設がたくさん導入されているケースが多いのです。
スカイガーデンやプール、スポーツジムなどを導入しているマンションもあります。
魅力的ではありますが、施設維持のために管理費が高くなるのも仕方ありません。
管理費の値下げはできる?
管理費は、いずれ値上げしていく可能性があります。
そんなときのために、あらかじめ管理費の値下げ方法を把握しておきましょう。
事前準備:値上げ理由を理解する
管理費の値上げ理由の1つに、マンションの劣化が挙げられます。
補修工事の頻度があがると、管理費にも影響がでてくるかもしれません。
他にも、保険料の上昇や税金の増額など、社会情勢により値上げが必要になるケースもあるでしょう。
住民による管理費の滞納や、マンションの経営難が値上げの理由になることも考えられます。
値下げの方法①:管理費の削減
値上げ理由を理解したうえで、管理費の削減ができないか提案してみると良いでしょう。
築年数が増えてくると、利用しない共用施設もでてくるかもしれません。
「利用している住民を見たことがない」など不要な施設があれば、廃止を提案してみましょう。
値下げの方法②:管理会社を見直す
管理会社を変更することで、管理費用を下げられるかもしれません。
その際には、マンションの管理を怠るような管理会社ではないか、しっかり見極めることが大切です。
現在と同じ管理業務で価格が下がるようでしたら、管理会社の変更を提案してみましょう。
マンションの管理費を安く抑えるコツ!
最後に、マンションの管理費を安く抑えるコツをご紹介します。
マンションへの引っ越しを検討している方は、ぜひ物件選びの参考にしてください。
コツ①:大規模マンションを避ける
管理費は戸数が多いほど安くなる傾向ですが、タワーマンションのような大規模マンションになると値段は高くなってしまいます。
管理費を抑えるコツは、共用施設やサービスが必要最低限に抑えられている中規模マンションを選ぶことです。
逆に20戸以下の小規模マンションになると、管理費の負担が増えるので注意してください。
コツ②:本当に必要な共用施設か見極める
管理費のなかには、共用施設の維持費も含まれます。
そのため、マンションの共用施設が自分にとって必要なのか見極めることが大切です。
最近の共用施設には、キッズルームやラウンジバー、水道代が必要となるプールや池が施設に備わっているケースも多いです。
このような施設をどれだけ利用するか、自分に必要なのか、よく考えてみると良いでしょう。
もし必要ないのであれば、共用施設にそこまで力を入れていないシンプルなマンションを探すことで、管理費を抑えることができます。
コツ③:無料駐車場に注意!
「無料駐車場」と聞くとお得に感じますが、そのぶん管理費が高くなっている可能性があります。
駐車場には、清掃費用や安全管理費用、電気料金などさまざまな費用が発生します。
それにも関わらず「無料」ということは、駐車場代を管理費で補っているケースが多いのです。
車を利用しない方にとっては、車を使わないのに高い管理費を支払うことになるので注意が必要です。
車を利用する方も、管理費をよく考慮したうえで、本当に無料駐車場のほうがお得なのか検討してみましょう。
安ければ良いわけではない
管理費を安く抑えるコツをご紹介してきましたが、注意していただきたいのは「安いければ良いわけではない」ことです。
過度に安い管理費だと、マンション維持において重要な業務が遂行されないリスクがあります。
結果的に資産価値が下がったり、快適な生活がおくれなくなったりするでしょう。
値段だけでなく、管理業務の内容に目を向けることも大切なのです。
まとめ
以上、マンションの「管理費」について解説してきました。
マンションの管理費は、住んでいる限り支払い続けることになる支出の1つです。
事前に使い道や相場、安く抑えるコツを理解しておくことで、損をしないマンション選びができるでしょう。
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