土地や物件など、新たに不動産を購入することを考えたら、まずは予算をいくらで設定するのかは非常に重要です。
自分の収入がどれくらいなのか、また住宅ローンを借り入れる場合の返済計画をしっかりと立てないと、後になって苦しくなってしまいます。
今回は、不動産購入時に考えておくべき必要な予算やその計算方法、またローンの返済比率についてご紹介していきますので、新たに購入を考えている方は一緒に確認していきましょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら不動産を購入するために必要な予算
まず、不動産の購入を考えたら住宅ローンの借り入れも一緒に考えると思いますが、その前にまずは自分がどれくらいの収入を得ているのか、また今後得ることになるのかを考えることが大切です。
基本的な予算の目安として、一般的に言われているのは、購入できる不動産価格の目安は年収の5〜7倍であるということです。
これはあくまでも目安ですので、これより少ない場合にはとくに問題ありませんが、あまりにも上を行ってしまうと危険です。
購入時の収入で考えることになるため、その後の収入がどのように変化するかはわかりませんが、まずはこの数字を目安に考えておきましょう。
そこで、実際に支払うことになる金額を現実的に考えたら、次は自分がどれくらいの頭金を支払うことができるのかということを考えます。
手に入る現実的な不動産の額としては、用意できる頭金と住宅ローンの借り入れ可能額の2つを足すことで導き出すことができますが、頭金については慎重に考える必要があります。
ある程度貯金があるという場合でも、その貯金額をすべて不動産に費やしてしまうと、その後の資金計画に不備があったときに対応することができなくなってしまいますよね。
購入したい物件の金額に合わせて無理をするという考え方ではなく、きちんと現実的に返済ができる額を借り入れたうえで購入できる物件を探すようにしましょう。
借り入れ可能額についても、月々にどれくらいの返済が可能なのかを具体的に考えたうえで設定する必要があり、借り入れることができても返済ができなくては本末転倒ですので、しっかり計画するようにしましょう。
この借り入れ額については、後ほど解説していきますので、合わせて確認してみてください。
不動産を購入するための予算の計算方法
続いて、予算の計算方法について、具体例とともにみていきましょう。
ここでの計算方法とは、住宅ローンの借り入れ可能額のシミュレーションになりますが、年間の収入で考える前にまずは月にどれくらいの返済であれば現実的なのかをしっかりと見極めた上で考えます。
専門家によると、基本的な返済額の目安として、年収の30%を12か月で割ることで、返済額として毎月支払うことになる支出の最大額を導き出すことができると言います。
年収が300万円の場合には月7万5,000円の支出が最大の値ということになりますが、そこに金利や返済期間、頭金を一緒に考えることで可能な借り入れ額を計算することができます。
金利が1.7%、借り入れ期間を35年として頭金を0円で計算した場合、トータルで借り入れることができる額は2,370万円であることがわかります。
借り入れ期間35年というのは最長になるため、もう少し短くしたいという場合には借り入れ可能額もそれだけ少なくなるというわけです。
今のシミュレーションを自分の収入額に当てはめて考えることで、現実的な借り入れ額を知ることができます。
もし頭金が用意できる場合には、可能額にプラスして考えることができますが、頭金をあてにしてローンを組んでしまうとあとで返済が苦しくなってしまう可能性があります。
まずは頭金なしで計算して、余裕がありそうな場合には足して計算する、くらいの感覚で考えておくことでよりスムーズな返済につなげることができるでしょう。
家賃の返済は、長い間付き合っていくものになるので、慎重すぎるくらい慎重な返済計画を立てておくことで無理のないやりくりをすることができます。
ここでご紹介したシミュレーションと合わせてあらかじめ計算をしておくことで、今すぐに不動産の購入を考えているわけではなくても購入可能額を知ることができるので、確認しておくことをお勧めします。
住宅ローンの返済比率とは
さて、基本的に居住用の物件を購入することを考えたら、住宅ローンを借り入れることを大前提として考えている方がほとんどだと思います。
ここまでにもご紹介してきたとおり、ただ借りられるだけ借りる、というよりは自分の収入に見合った現実的な額を借り入れて返済計画を立てておくことが非常に大切です。
そしてその返済計画を立てる際に非常に重要で、知っておくべきものに返済比率というものがあります。
返済比率について知っておくことで、借り入れの際に不安になることなく購入を進めることができますので、ここで一緒に確認しておきましょう。
まず、住宅ローンの返済比率とは、簡単に言うと年収に占める年間返済額の割合のことを指します。
ローンの返済は基本的に毎月あるもので、その他の支出と合わせて毎月の収入から引かれることになります。
たとえば他のローンを同時に借り入れている場合や、ある程度の額を貯金したいと考えている場合など、人によって月々の収入のやりくりはそれぞれだと思います。
もちろん人によって適した金額は異なりますが、ここからは具体的な年間返済額の割合の目安をご紹介していきます。
ここで確認した返済比率をもとに、自分が年間でいくら返済することになるのか、そしてそれらから導き出した借り入れ額を理解しておくようにしましょう。
ここまで説明しているので、わざわざ計算式は必要ないと言う人も多いかもしれませんが、返済比率の計算方法は「年間の返済額÷年収」で計算することができます。
そして、一般的に好ましいとされている比率は30〜35%ほどとされていますので、たとえば年収が600万円の場合、35%の比率だと年間の返済額は210万円、月々17万5,000円の返済となります。
このように、基準値とされている数字から導き出すやり方だとわかりやすく、単純に計算することができるためおすすめです。
もちろん30〜35%は基準値、一般的な比率としてご紹介しているだけなので、もう少し比率を下げたいと言う方は少なく見積もっても良いでしょう。
また、注意が必要なポイントとして、返済期間の間年収がずっと一定かと言えばそうではないという方も少なくありません。
というのも、転職をしたり、失業をしてしまう可能性もあるからです。
住宅ローンは長い年数付き合っていくものになるので、最初の借り入れ時に無理をしてしまうと、その後収入額に変化が起きた際に返済が難しくなってしまう可能性があります。
最初は現実的な額だと思っていても、ずっと返済を続けていくうちに知らず知らずのうちに苦しんでしまうこともあると思いますので、なるべく少なめに見積もっておくことをお勧めします。
購入したい物件の額に合わせて、以上でご紹介した35%以上の比率で借り入れてしまうなど、無理は禁物ですので自分の収入に見合った計画を立てていくようにしましょう。
まとめ
今回は、不動産購入時に考えておくべき予算の計算方法について、ローンの返済などについても触れながらご紹介してきました。
家の購入は、一生に一度とも言える大きな買い物になりますので、無理なく計画的に付き合っていけるような計画を立てることが非常に大切です。
今回ご紹介した内容をもとに、自分のケースを当てはめて考えるようにしましょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちらクローバー 株式会社クローバー メディア担当
東京都渋谷区を中心に、中古マンションをはじめとした不動産の購入を考えなら、株式会社クローバーにお任せください。単身者やファミリー向けに中古マンションなど不動産情報を数多く取り揃えており、ブログでもマンションに関する情報をご紹介します。