渋谷区の中古マンション|株式会社クローバー > 株式会社クローバーのスタッフブログ記事一覧 > 不動産を一括購入するメリットとは?注意点と諸費用について解説

不動産を一括購入するメリットとは?注意点と諸費用について解説

カテゴリ:物件購入ノウハウ

不動産を一括購入するメリットとは?注意点と諸費用について解説

不動産を購入する方法は、住宅ローンを組む場合と現金で一括購入する場合の大きく2つあります。
どちらが良いというわけではありませんが、金利負担や保証料の支払いがないことを考えると、一括で購入したほうがメリットになります。
しかし、当然気を付けなければいけない点もあります。
本記事でご紹介している「一括購入のメリット」「注意点」「諸費用」を、ぜひ参考にしてみてください。

\お気軽にご相談ください!/

弊社へのお問い合わせはこちら

不動産を一括購入するメリット

不動産を一括購入するメリット

不動産を購入する際に、住宅ローンを組むべきか現金で一括購入するべきか迷っている方は少なくありません。
一括購入ならローンの金利負担がないためメリットのように思われがちですが、一方でデメリットや注意点もあります。
まずは、不動産を一括購入するメリットについてご紹介しましょう。

住宅ローンの金利負担がなくなる

冒頭でも述べたように、不動産を一括購入すると住宅ローンの金利負担がなくなります。
また住宅ローンを組むと、諸費用として印紙税や保険料、登記手数料などがかかってきます。
そもそも不動産は大きな買い物ですから、ほとんどの方がローンを組んで購入します。
しかしローンを組むと当然金額は大きくなり、長期に渡って返済をしなければいけなくなってしまうでしょう。
ここが、ローンを組むデメリットになります。
不動産を一括購入すれば金利負担がないので、そのお金を他に回すことができます。

住宅ローンの面倒な手続きがない

もちろん、住宅ローンを組まなくて良いので煩わしい手続きも不要です。
その代わり一括購入できるだけのお金が必要になりますが、すべての方がローンの審査に通るわけではないので、それを考えると一括のほうがスムーズに購入できます。
ちなみに、ローンを組む前の審査は2種類、仮審査と本審査があります。
仮審査で落ちることはほとんどありませんが、落ちてしまうと当然ローンは組めません。
また審査にも時間がかかるため、すぐに家を買いたい方にはデメリットになってしまうでしょう。

保険料を支払う必要がない

住宅ローンは、金利だけでなく保証会社へ保険料を支払う必要があります。
保証会社もまた審査があり、審査に通らないとローンは組めません。
こういったことも一括購入にはないので、よりスムーズに家を購入できるでしょう。
とにかく、負担がないのが現金での一括購入です。
ローン返済ができず滞納してしまう心配もないので、安心して生活できるようになります。
ただ一方で、ローンを組まないということは「補償を受けられない」というデメリットがあります。
次は、不動産を一括購入するうえでの注意点をご紹介します。

不動産を一括購入するときの注意点

不動産を一括購入するときの注意点

不動産の一括購入は、住宅ローンの金利負担や保証会社へ保険料を支払う必要がないため、一見するとメリットが多いように思われがちです。
実際、そのとおりではありますが、やはり注意点はあります。

住宅ローン控除が適用されない

ローンを組んでいないのですから、当然「住宅ローン控除」は適用されません。
住宅ローンにおける控除とは「住宅借入金等特別控除」のことで、ローンを組んで不動産を購入した場合、金利負担を減らすために所得税から一定金額が控除されます。
その期間は13年間と長く、ローンを組んだ際の金利負担も軽減できるでしょう。
しかし、現金で一括購入すると控除が適用されません。
ローンによる金利負担や手続きを避けたいという理由だけで一括購入してしまうと失敗しやすいので、よく考えてから選択するようにしてください。
計算してから決めるのもおすすめです。

貯金が減る

大きな買い物を一括で買うわけですから、当然手元のまとまった資金は減ります。
家を買うために貯金をしていても、一気に減ってしまうためその後の生活が不安です。
そのため、一括で買う場合は、生活費や万が一のときに備えて出産や医療費なども貯金しておく必要があります。
とくに、新築一戸建ては3,000~4,000万円とかなり高額です。
すべて不動産購入の資金に充ててしまわないように、4,000万円以上は貯めておくようにしましょう。

税務署調査が入ることも?

必ずというわけではありませんが、場合によっては税務署調査が入ることもあります。
数千万円という高額を自分が所持していた資金で購入したのであれば問題ありませんが、なかには贈与で得た資金で購入した可能性もあるからです。
そもそも、3,000~4,000万円もするような資金を誰でも簡単に支払うことはできません。
実際、住宅ローンを組んで購入する方がほとんどですから、脱税していないか税務署調査が入るのは仕方がないでしょう。

賢く一括購入するには

ただ資金があるという理由だけで家を買ってしまうと失敗してしまいます。
ここでは、賢く一括購入するためのポイントをご紹介します。
とにかく、しっかり下調べをしましょう。
現地説明会に参加したり住宅展示場に行くのも良いですが、ある程度知識を得たうえで臨むとより明確に資金計画が立てやすくなります。
また、ハウスメーカーの坪単価を知っておくのもおすすめです。
メーカーによって特徴やこだわりも違いますから、細かいところまでしっかりチェックしておくことで安心して購入できます。
自身のライフプランや手持ち資金を比較するのも効果的でしょう。

不動産を一括購入するときにかかる費用

不動産を一括購入するときにかかる費用

現金で一括購入する場合、どんな諸費用がかかるのでしょうか。
当然、家にかかる本体価格だけではありません。
住宅ローンのように金融機関に提出する書類はありませんが、仲介手数料や印紙代など諸費用はかかってきます。
そこも十分理解して不動産購入を検討しましょう。

一括購入でかかる諸費用

注文住宅の場合は、土地契約に仲介手数料や印紙代などがかかってきます。
さらに、買主から売主に手付金も支払うことになります。
手付金は売買代金の約5~20%程度、契約が成立すると「証約手付」にもなりますので、非常に重要な書類です。
また手付金を買主が放置した場合、売主が手付金の2倍の金額を支払えば「解除手付」としての役割も果たしてくれます。
他にも、家を建てるときにかかる登記費用や地鎮祭の費用、設計を依頼した場合は設計費用も必要です。
設計費用に関しては設計事務所に依頼すると高額になるので注意してください。
基本的に、一括で購入するとローンを組むよりも諸経費が少なくなります。
たとえば、団体信用生命保険も加入する必要がありません。
ローンを組むと発生する保証料も支払わなくて済むため、煩わしさも軽減するでしょう。

必要な書類

住宅ローンを組んだ場合と一括購入した場合とでは、準備する必要書類が異なります。
金融機関に提出する書類がないぶん、一括で購入するほうが数は少ないでしょう。
一括で購入した場合は以下のとおりです。

●住民票(登記用)
●本人確認書類
●印鑑証明書(登記用)
●印鑑(実印・認印)


本人確認書類は、必ず写真付きの身分証明書を用意してください。
また銀行決済を利用した場合、銀行通帳・銀行印・キャッシュカードも必要です。
一方で住宅ローンを組む場合は、住民票と印鑑証明書は登記用だけでなく金融機関提出用も用意することになります。
その他、印鑑・収入証明書・物件資料(ローン審査用)も欠かせません。
金融機関から要望があれば、その書類も準備しておきましょう。

まとめ

不動産を一括購入するのは、メリットだけでなく注意点があることが分かりました。
本体価格の資金だけでなく、生活がスタートした後の資金も貯金しておくことで、万が一急な出費があっても安心でしょう。
もちろん、住宅ローンを視野に入れることも大切です。

\お気軽にご相談ください!/

弊社へのお問い合わせはこちら

クローバー 株式会社クローバー メディア担当

東京都渋谷区を中心に、中古マンションをはじめとした不動産の購入を考えなら、株式会社クローバーにお任せください。単身者やファミリー向けに中古マンションなど不動産情報を数多く取り揃えており、ブログでもマンションに関する情報をご紹介します。


≪ 前へ|不動産購入時の年収や予算と返済比率の計算   記事一覧   不動産売却のローン残債と抵当権の関係について解説|次へ ≫

トップへ戻る